高知地検は犬の尻尾などを切ったとして動物愛護法違反の疑いで書類送検された高知市のブリーダーの女性らを嫌疑不十分で不起訴処分としたことが分かりました。高知地検が7月19日付で不起訴処分としたのは高知市の70代のブリーダーの女性ら2人です。警察は今年2月、販売用に飼育していたトイプードルの尻尾や前足の第1指を切り、不必要で強度な苦痛を与え傷つけたなどとして動物愛護法違反の疑いで2人を書類送検していました。高知地検は不起訴処分の理由としてハサミで切った行為に対して「虐待にあたるかどうかに疑義があると判断した」としています。一方、ブリーダーの女性は犬が押収されている間に生まれた子犬が死んだなどとして、県警と高知市保健所を動物愛護法違反で告発したことについて、高知地検は同日付でいずれも嫌疑なしの不起訴処分としました。